「不用心ではないか。」
突然の声に、アラミスは驚いて振り向いた。水音が騒ぎ、雫が床に砕ける。
青い瞳が、程なくして木戸を背に立つ侵入者の影を見つけた。
「アトス!」
呼ばれて彼は薄明かりの下、腕を組んだままで、頷いた。憮然とした表情の相手を見返す。
視線の先、水を湛えた肌の上に、暗い光が滲んで流れた。
「大胆なことだな、鍵もかけずに湯浴みとは。」
「…玄関は鍵がかかっていただろう。」
「その鍵を私に与えたのはお前だが。」
「こんな所まで入って来るとは思わなかった。」
不機嫌な声。
「だから。」
アトスはひっそりと彼女の許に歩み寄り、その手を捕らえ、唇を寄せる。
「お前は、私に対して不用心すぎると言っているんだ。」
湿気に満ちた部屋の中、潜めた声はこもって、近く響く。
「離せ。」
口づけの作る音を避けるように、アラミスは顔を背けた。退こうとする腕を、しかしアトスは離さずにゆっくりとキスで埋めていく。
肩を、首をつたう水滴を集めるようにして、次第に長く、甘く。息を継ぎ、濡れた髪を分けて白いうなじを辿り、舌で嬲る。
「やめ…」
抗議の言葉も深く奪われ、絡めた水音の間にわだかまって消えていった。流され始めた意識に眉を寄せ、アラミスは懸命に耐える。
こんな強引なやり方は、アトスらしくない。
追い詰める吐息。逃れようもなく目を閉じて、彼女は思う。
けれど。
彼にその強引さを強いているのも、また自分なのだと分かっている。
この男はどうしようもなく見抜いている。今もまだ雨に迷う私を。
うなだれる金の髪を弄いながら、アトスは先刻の出来事を思い返した。
雨の中で、偶然にアラミスを見つけた。水煙に滲むその姿を、美しいと思った。
雨粒を避けようともせず、張り詰めた瞳でひた走り、去っていく。
翻るドレスの、濡れた衣擦れの音がいつまでも耳に残った。
未だ彼女を、走らせるもの。今も自分には明かさぬ顔をして。
その何ものかを思い、雨を受けると、重く強い感情がいつの間にか自分をここまで導いていた。
苦い焦燥に駆られ、アトスは再び腕に力を込める。l
「は…っ」
熱を奪うように、冷えた手が肌の上を侵していく。
わななく体を、その度執拗に腕に捕らえ、引き寄せると、また味わう。胸を、腰を。
仰のいた首元を淫らに吸いながら、探る。全て、彼女の女を暴きながら。折れそうな膝に触れ、なめらかな腿を伝い。
「…っく」
びく、と体が跳ねた。長い指が内側を教える。緩く、速く。次第に深く。抗おうとするほどに絡めとられて。沿おうとすれば焦らすように。
内壁を滑り混ぜる、冷たさと疼き。
「ん…っや…あ」
抑えきれず声が漏れる。吐息はやがて喘ぎとなって、霞む意識を揺らした。黒髪が肌を過ぎて、それすら耐えがたく感じられる。
嫌悪も秘密も、征服していくほどの熱。もはや力の入らなくなった体は再び水の中に沈み始める。
「…も、やめ…」
落ちそうで落ちられぬ快楽の長さに、アラミスはむせび、赦しを乞うた。
「も……許し…、て…」
その声は、震えるほどに甘くアトスを刺す。貫いてしまいたい。
衝動を抑え、アトスは彼女の全てが充分に潤むまで待った。
奪えるだけ、奪うために。どうせ奪い尽くせぬのだから。
そして、ぐったりと柔らかな体を水からすくい上げる。
「ア…トス…っ」
きつく体を寄せて。瞬間、圧倒的な熱が、彼女を砕いた。
「こんなことをして…。」
まだ下がりきらない息を混ぜて、アラミスは呟いた。交わりの後の匂いが、湯気にこもる。
「…。」
アトスは答えず、また金の髪に口付けた。余韻に任せた無言が続く。
「アトス、」
しばらくしてアラミスは何事か言いかけ、けれどやはり口をつぐんだ。
明日、私は銃士をやめる。
告げるべきなのに、言えぬのはなぜか。熱に溶けたままの体を湯に預けながら、彼女はひたすら
黒い瞳を見上げ、胸を痛めた。
突然の声に、アラミスは驚いて振り向いた。水音が騒ぎ、雫が床に砕ける。
青い瞳が、程なくして木戸を背に立つ侵入者の影を見つけた。
「アトス!」
呼ばれて彼は薄明かりの下、腕を組んだままで、頷いた。憮然とした表情の相手を見返す。
視線の先、水を湛えた肌の上に、暗い光が滲んで流れた。
「大胆なことだな、鍵もかけずに湯浴みとは。」
「…玄関は鍵がかかっていただろう。」
「その鍵を私に与えたのはお前だが。」
「こんな所まで入って来るとは思わなかった。」
不機嫌な声。
「だから。」
アトスはひっそりと彼女の許に歩み寄り、その手を捕らえ、唇を寄せる。
「お前は、私に対して不用心すぎると言っているんだ。」
湿気に満ちた部屋の中、潜めた声はこもって、近く響く。
「離せ。」
口づけの作る音を避けるように、アラミスは顔を背けた。退こうとする腕を、しかしアトスは離さずにゆっくりとキスで埋めていく。
肩を、首をつたう水滴を集めるようにして、次第に長く、甘く。息を継ぎ、濡れた髪を分けて白いうなじを辿り、舌で嬲る。
「やめ…」
抗議の言葉も深く奪われ、絡めた水音の間にわだかまって消えていった。流され始めた意識に眉を寄せ、アラミスは懸命に耐える。
こんな強引なやり方は、アトスらしくない。
追い詰める吐息。逃れようもなく目を閉じて、彼女は思う。
けれど。
彼にその強引さを強いているのも、また自分なのだと分かっている。
この男はどうしようもなく見抜いている。今もまだ雨に迷う私を。
うなだれる金の髪を弄いながら、アトスは先刻の出来事を思い返した。
雨の中で、偶然にアラミスを見つけた。水煙に滲むその姿を、美しいと思った。
雨粒を避けようともせず、張り詰めた瞳でひた走り、去っていく。
翻るドレスの、濡れた衣擦れの音がいつまでも耳に残った。
未だ彼女を、走らせるもの。今も自分には明かさぬ顔をして。
その何ものかを思い、雨を受けると、重く強い感情がいつの間にか自分をここまで導いていた。
苦い焦燥に駆られ、アトスは再び腕に力を込める。l
「は…っ」
熱を奪うように、冷えた手が肌の上を侵していく。
わななく体を、その度執拗に腕に捕らえ、引き寄せると、また味わう。胸を、腰を。
仰のいた首元を淫らに吸いながら、探る。全て、彼女の女を暴きながら。折れそうな膝に触れ、なめらかな腿を伝い。
「…っく」
びく、と体が跳ねた。長い指が内側を教える。緩く、速く。次第に深く。抗おうとするほどに絡めとられて。沿おうとすれば焦らすように。
内壁を滑り混ぜる、冷たさと疼き。
「ん…っや…あ」
抑えきれず声が漏れる。吐息はやがて喘ぎとなって、霞む意識を揺らした。黒髪が肌を過ぎて、それすら耐えがたく感じられる。
嫌悪も秘密も、征服していくほどの熱。もはや力の入らなくなった体は再び水の中に沈み始める。
「…も、やめ…」
落ちそうで落ちられぬ快楽の長さに、アラミスはむせび、赦しを乞うた。
「も……許し…、て…」
その声は、震えるほどに甘くアトスを刺す。貫いてしまいたい。
衝動を抑え、アトスは彼女の全てが充分に潤むまで待った。
奪えるだけ、奪うために。どうせ奪い尽くせぬのだから。
そして、ぐったりと柔らかな体を水からすくい上げる。
「ア…トス…っ」
きつく体を寄せて。瞬間、圧倒的な熱が、彼女を砕いた。
「こんなことをして…。」
まだ下がりきらない息を混ぜて、アラミスは呟いた。交わりの後の匂いが、湯気にこもる。
「…。」
アトスは答えず、また金の髪に口付けた。余韻に任せた無言が続く。
「アトス、」
しばらくしてアラミスは何事か言いかけ、けれどやはり口をつぐんだ。
明日、私は銃士をやめる。
告げるべきなのに、言えぬのはなぜか。熱に溶けたままの体を湯に預けながら、彼女はひたすら
黒い瞳を見上げ、胸を痛めた。
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「じゃあポルトスは頼んだよ。」
「雨が降りそうだから急ごう。」
戸口を出ると共に駆け出しながら、ボナシュー家を二人の銃士は出て行った。
今日は久し振りに四人の銃士が集まった。一番の若僧の祝福のために。
銃士としての生活も安定してきたことだし、彼は遂に所帯を持つことに決めたとのことで、そのお祝いだった。
幸せそうな微笑を絶やさない彼女と、いくら気をつけても顔がゆるみっ放しの彼と、傍で見ているだけで幸せのお裾分けに十分ありつける。
その幸せに当てられてか、巨漢の銃士は自分の腹を幸せにすることに励み、幸せのあまり動けなくなってしまったので今夜は幸せの帳の中で過ごすことになった。
ボナシュー家を出て数分も経たない内に雨は本降りになって来る。帽子も上着も全く役に立ちはしない。
「お前の家の方が近いだろう。今晩は泊めてくれ。」
年かさの銃士は承諾されるものとして、既にもう一人の家へ向かっていた。
玄関を入った時、既に二人はセーヌ川へ飛び込んだと言っても信じられるほどずぶ濡れだった。
家主は慌てて火を起こし、上着だけ脱ぐと奥の部屋へ引っ込んだ。しばらくして戻って来るが困った顔をしている。
「すまないがアトスが着られるようなサイズの着替えが無いんだ。」
ワイン壜を片手に勝手に一杯やっていた彼は少し目線を上げてから、一口飲んだ。
「そんなことは分かっているさ。シーツの一枚でも貸してもらえたら幸いかな。」
アトスはワインを飲みつつ、着ている物を全て脱いでそこら中の椅子に引っ掛けて、シーツを身にまとった。
その間アラミスは、また奥の部屋で着替えを済ませていたらしい。部屋着姿で髪を拭きながら現れる。
「ああ、冷える。俺にもワインをくれないか。」
春先の夜に浴びた雨はかなり体を冷やしていた。
二人は一本のワインを杯に注がずにそのまま回し飲みしながら火に当たる。
しばらくは若い二人のこれからについて、穏やかではない推測など冗談を交えて語り合った。
「所詮俺達は汚れた大人だよなぁ。」
若い二人には何の過去も無い。やましいことなんて尚更無い。
アラミスはこれから全てが始まるとも言える二人を思いながら、少し妬ましい気持ちを交えて溜息をついた。
「大人には大人の楽しみがあるさ。」
「例えばどんな?」
ここで何も考えていなかったと言えば嘘になる。彼女は十分に承知していた。
これはこれからの行為に対する間接的な賛同の返事。
暖炉の火から顔を上げてアトスを見つめるアラミスに、彼は深く接吻をする。
「悪くないね。」
微笑みながらアラミスが見つめる。どうやら及第点だったらしい。
「どうせなら奥へ行こう。」
軽やかな足取りの彼女に手を引かれて、二人は寝室へ向かう。
さっさと寝台へ潜り込む彼女の姿に少々困惑を感じながらも、彼も後を追って潜り込んだ。
まだ体の冷えは解消されていなかったので、お互いの体温を感じるのが心地良かった。
しばらくはお互いのこういう関係が物珍しくてじゃれ合っていたが、アトスの纏っていたシーツが解けてしまい素っ裸になっていることに気付いた。
これでは不公平だとの穏やかに苦情を申し立てるとアラミスは素直に自分の着ている物を脱いだ。
彼女は素肌を晒しても全く臆する事無く、シーツでアトスを包んでみたりと益々はしゃぎ始める。
「おいおい、大人の楽しみはどうしたんだ?」
彼の予想を裏切る展開に多少動揺しながらも、素肌で抱き締めて拘束する。
アラミスは両手をアトスの首に巻き付けて、妖しく微笑みながら応えた。
長く、深く、たっぷりと彼の口を犯すことで。
―――――――――――――――――――――――
「・・・・・ちょっと意外。」
「何が?」
裸のまま台所からワインを手に戻ってきたアトスに、アラミスは声を掛けた。
「うん、とても良かった。女嫌いで通ってるからさ、すっごい下手だったらどうしようかと思ってた。」
と重ねて言って、自分の言った内容に大笑いしていた。
アトスは口に含んだワインで思わずむせる。
寝台で体を起して髪を手ぐしで整えているアラミスの横に彼は体を添わせながら、
「ほぅ、誰と比べているのかな?」
と、素肌のままの乳房を鷲掴みにする。
彼女は顔をしかめながらも、興味津々な笑みを満面に浮かべて問う。
「なぁ、普段どうしてるんだ?」
「秘密。そっちこそどうなんだ?久し振り・・・・って訳でも無さそうだったが?」
「秘密。俺は誰かさんと違って男嫌いって訳でも無いからね。」
顔を見合わせては自然と笑みがこぼれる。
「汚れた大人ってのも気楽で楽しいよね。」
と声を立てて笑うアラミスに、
「ああ、ダルタニャンが聞いたら卒倒するだろうけどな。」
と答えて二人で更に笑い合った。
恋愛感情なんて無い、只の遊び、気紛れ。朝になって家を出たら今まで通りの関係。
きっと若者達の幸せに当てられてたのだ。約一名の幸せは食べ物に向かったけれど、自分達は自分達でのぼせ上がっていたのだろう。
しかし、たまにはこんな風に過ごすのも悪くない、勿論相手が承諾してくれたら・・・・・だが。
二人とも密かにそう考えてはいたが、口には出さない。出した方が負け。
ひょっとしたら既に何かが動き出しているのかも知れない。
だけどまだ気付かない振り。
だけどもしかしたら・・・・・。
「雨が降りそうだから急ごう。」
戸口を出ると共に駆け出しながら、ボナシュー家を二人の銃士は出て行った。
今日は久し振りに四人の銃士が集まった。一番の若僧の祝福のために。
銃士としての生活も安定してきたことだし、彼は遂に所帯を持つことに決めたとのことで、そのお祝いだった。
幸せそうな微笑を絶やさない彼女と、いくら気をつけても顔がゆるみっ放しの彼と、傍で見ているだけで幸せのお裾分けに十分ありつける。
その幸せに当てられてか、巨漢の銃士は自分の腹を幸せにすることに励み、幸せのあまり動けなくなってしまったので今夜は幸せの帳の中で過ごすことになった。
ボナシュー家を出て数分も経たない内に雨は本降りになって来る。帽子も上着も全く役に立ちはしない。
「お前の家の方が近いだろう。今晩は泊めてくれ。」
年かさの銃士は承諾されるものとして、既にもう一人の家へ向かっていた。
玄関を入った時、既に二人はセーヌ川へ飛び込んだと言っても信じられるほどずぶ濡れだった。
家主は慌てて火を起こし、上着だけ脱ぐと奥の部屋へ引っ込んだ。しばらくして戻って来るが困った顔をしている。
「すまないがアトスが着られるようなサイズの着替えが無いんだ。」
ワイン壜を片手に勝手に一杯やっていた彼は少し目線を上げてから、一口飲んだ。
「そんなことは分かっているさ。シーツの一枚でも貸してもらえたら幸いかな。」
アトスはワインを飲みつつ、着ている物を全て脱いでそこら中の椅子に引っ掛けて、シーツを身にまとった。
その間アラミスは、また奥の部屋で着替えを済ませていたらしい。部屋着姿で髪を拭きながら現れる。
「ああ、冷える。俺にもワインをくれないか。」
春先の夜に浴びた雨はかなり体を冷やしていた。
二人は一本のワインを杯に注がずにそのまま回し飲みしながら火に当たる。
しばらくは若い二人のこれからについて、穏やかではない推測など冗談を交えて語り合った。
「所詮俺達は汚れた大人だよなぁ。」
若い二人には何の過去も無い。やましいことなんて尚更無い。
アラミスはこれから全てが始まるとも言える二人を思いながら、少し妬ましい気持ちを交えて溜息をついた。
「大人には大人の楽しみがあるさ。」
「例えばどんな?」
ここで何も考えていなかったと言えば嘘になる。彼女は十分に承知していた。
これはこれからの行為に対する間接的な賛同の返事。
暖炉の火から顔を上げてアトスを見つめるアラミスに、彼は深く接吻をする。
「悪くないね。」
微笑みながらアラミスが見つめる。どうやら及第点だったらしい。
「どうせなら奥へ行こう。」
軽やかな足取りの彼女に手を引かれて、二人は寝室へ向かう。
さっさと寝台へ潜り込む彼女の姿に少々困惑を感じながらも、彼も後を追って潜り込んだ。
まだ体の冷えは解消されていなかったので、お互いの体温を感じるのが心地良かった。
しばらくはお互いのこういう関係が物珍しくてじゃれ合っていたが、アトスの纏っていたシーツが解けてしまい素っ裸になっていることに気付いた。
これでは不公平だとの穏やかに苦情を申し立てるとアラミスは素直に自分の着ている物を脱いだ。
彼女は素肌を晒しても全く臆する事無く、シーツでアトスを包んでみたりと益々はしゃぎ始める。
「おいおい、大人の楽しみはどうしたんだ?」
彼の予想を裏切る展開に多少動揺しながらも、素肌で抱き締めて拘束する。
アラミスは両手をアトスの首に巻き付けて、妖しく微笑みながら応えた。
長く、深く、たっぷりと彼の口を犯すことで。
―――――――――――――――――――――――
「・・・・・ちょっと意外。」
「何が?」
裸のまま台所からワインを手に戻ってきたアトスに、アラミスは声を掛けた。
「うん、とても良かった。女嫌いで通ってるからさ、すっごい下手だったらどうしようかと思ってた。」
と重ねて言って、自分の言った内容に大笑いしていた。
アトスは口に含んだワインで思わずむせる。
寝台で体を起して髪を手ぐしで整えているアラミスの横に彼は体を添わせながら、
「ほぅ、誰と比べているのかな?」
と、素肌のままの乳房を鷲掴みにする。
彼女は顔をしかめながらも、興味津々な笑みを満面に浮かべて問う。
「なぁ、普段どうしてるんだ?」
「秘密。そっちこそどうなんだ?久し振り・・・・って訳でも無さそうだったが?」
「秘密。俺は誰かさんと違って男嫌いって訳でも無いからね。」
顔を見合わせては自然と笑みがこぼれる。
「汚れた大人ってのも気楽で楽しいよね。」
と声を立てて笑うアラミスに、
「ああ、ダルタニャンが聞いたら卒倒するだろうけどな。」
と答えて二人で更に笑い合った。
恋愛感情なんて無い、只の遊び、気紛れ。朝になって家を出たら今まで通りの関係。
きっと若者達の幸せに当てられてたのだ。約一名の幸せは食べ物に向かったけれど、自分達は自分達でのぼせ上がっていたのだろう。
しかし、たまにはこんな風に過ごすのも悪くない、勿論相手が承諾してくれたら・・・・・だが。
二人とも密かにそう考えてはいたが、口には出さない。出した方が負け。
ひょっとしたら既に何かが動き出しているのかも知れない。
だけどまだ気付かない振り。
だけどもしかしたら・・・・・。
「はぁ・・・あッ!んあ!!・・・ふぁ・・・はぁん!」
誰もいない薄暗い森の中で身体を重ね合う2つの影・・・
「ロシュ・・・フォール・・・も・・・・あ、許して・・・」
「まだ寝るには早すぎるぞ・・・。アラミス」
「あッ!!!」
ふと笑みを浮かべながら俺はまたアラミスの中に自分のモノを入れる。
何度、イカせただろうか・・・・・
しかし、まだお仕置きはこれからだ・・・・
俺を怒りはまだ収まらないのだから・・・
心の中の悪魔
ちょうど、仕事が一段落して街を歩いていたローシュフォール。
ふと、ある一角の建物のへいとへいの間で動いた影を発見した。
見てしまった・・・俺というものがありながら他の男とキスをしていたところを・・・
その相手はアトスだってすぐにわかった。
俺は遊びだったのか?アラミス・・・
俺の中で何かがうまれた・・・・
嫉妬?、怒り?、憎しみ?
そんな事はどうでもいい。
俺の精神を支配する・・・
「わッ!!な、なんだ・・・ローシュフォールじゃないか?」
その塀からアラミスが出てきた時、俺はアラミスの腕をつかんだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ローシュフォール・・・?ちょ、どこへ!?」
俺は無言のままアラミスの腕をつかんだまま、どこかへ連れて行った。
場所は昼間だというのにちょっと薄暗い森の中だった。
ドサッ!
「いた!な、何するんだ!?・・・!!ちょ、ローシュフォール!?」
アラミスを草むらに投げて無言のままアラミスの服を脱がす。
「や、やめ・・・!!やだ・・・!はな・・・せ!ローシュフォール!?・・・・やぁ!」
身体をジタバタさせ、俺を退けようとする。
「何も、こんな・・・ところで!!」
「・・・なら塀の間でヤりたかったのか?それとも仕事場か?
俺の部屋か?お前の部屋か?」
「え・・・・?まさか・・・」
アラミスは何かを察知したようだった。
「あぁ、見させてもらった。アトスと随分、楽しんでいたようだったな
俺とは遊びだったという事・・・か?」
俺の怒りは一向に増す一方だった。
「ち、ちが・・・・」
アラミスは首を横に何度もふるがもう遅い。
スイッチの入った俺は止められない・・・
「お前が何度嫌と言おうが、止めないからな。お仕置きの時間だな・・・アラミス」
ロープがパンッという音がなる。
さぁ、ショータイムのはじまりだ・・・――
それで今に至る・・・・
アラミスの腕はロープで縛っていて、自由を奪っている。
アラミスの中から出た汁と俺のモノから出てきた精液で周りはいっぱいいっぱいだった。
「はぁあん・・・やぁ・・・だ!」
「嫌だという割にはお前のココはまだまだ欲しがっているぞ?欲張りだな・・・フフ」
バックで犯しながらアラミスの中に2、3本指を入れる。
「あッ・・・!んんあ・・・」
アラミスは限界だった。
休みもせず、ずっとヤっていた。
それならば俺だって、同じ事・・・・
だけど、怒りが前に出て、限界を通り越していた。
「ふぁ・・・あぁ!んぁ!!ローシュ・・・・フォール・・・・」
アラミスが涙を浮かべながら何度も俺の名を呼ぶ・・・
「アラミス・・・、なぜ俺が怒っているか、わかるか・・・?」
「も、もう・・・あッ!わか・・・た。ごめ・・・・あッ・・・!なさ・・・あ・・・い」
そんな謝られても俺は止める気はない・・・
お前が俺のものにならないなら、なるまでヤる・・・・
お仕置きはこんな簡単なものじゃないのだから・・・・
ただ、ずっとヤるだけではお仕置きにはならない。
「やぁ!!!」
俺はズン!と一気にアラミスの中に再度入れる。
「ああ!!!や!!ああッ!!うぁ・・・・あぁん!!ふッ・・・・」
「次にイったら休ませてやる・・・・」
「だめ・・・・ああ・・・ふぁ!!んんあああああ!!!」
最後かという勢いで腰を一気にふって、アラミスはイった。
そして、アラミスは俺の腕の中で気絶をした・・・
今のうちにゆっくり休んでおけ・・・
次に目覚める時は『悪夢』が待っているのだから・・・・
俺は薄暗い森の中で笑みを浮かべる。
さて、どういたぶろうか・・・・
今宵の俺は誰にも止められない・・・・
お前が俺の中の悪魔を呼び覚ましてしまったのだから・・・・
―――続く・・・・?―――
p
もの好き
「おっはよ~!!・・・ってアラミスは?」
ダルタニャンが元気よく、銃士の集まる部屋に入りあいさつをする。
ヒゲの男、ギャンブル&酒好きで女嫌いのアトスと食い意地がはっているポルトスしかいなかった。
いつもの綺麗な金髪をなびかせ、100万ボルトの笑顔を見せるアラミスの姿がなかった。
「ああ、二日酔いだってさ☆」
「え?なんでポルトス知ってるの?昨日はアラミスといなかったくせに」
ポルトスが言い放つ事に疑問をいだくダルタニャン。
「昨日の夜な、仕事が終わって帰ろうとしたら酔っているアラミスとローシュフォールの姿が
あったんだ!結構アラミスの奴酔いつぶれてたから・・・多分、いや絶対に二日酔いだと思うんだ!」
なんでそんなにも二日酔いにこだわるんだ?と思うダルタニャンとアトス。
「あの二人の事だ。もしかしたらローシュフォールがアラミスを家まで送って・・・
酔いつぶれてるをいい事にローシュフォールの奴、アラミスを食ってたりしてな。」
的中な事を笑顔で当てるアトスにダルタニャンとポルトスが「そんなまっさか~」笑いながら言う。
ドッと笑いが起こる銃士部屋・・・
しかし・・・アトスの言った事が当たっていた事は言うまでもない・・・
「ハックション!!!」
ローシュフォールは大きなくしゃみをする。
「ど、どうしたんだよ・・・ビックリするな。風邪ひいた?」
「す、すまない。風邪ではない・・・。・・・誰かが私の噂でもしているのか・・・
も、もしかしたら『ローシュフォールってカッコイイよね』とか女達が噂を!?」
変な妄想を浮かべるローシュフォール。
「あ~そんな事ないない☆」
ローシュフォールがキラーンと笑顔で輝くのはほんの数秒だけで一気にアラミスの
するどいツッコミに崩れ去る。
「たまに・・・お前ってヒドイ事言うな」
「え?そうかな?」
ローシュフォールの言うことに不思議に返すアラミス。
いきなりローシュフォールがアラミスを押し倒す。
「ちょ、ちょ!!何するんだ!?離せ!さっきヤってあげただろ!?」
「うるさい・・・。そのひね曲がった性格さえなければ満点なのだがな」
「ど、どーせ、僕はひね曲がってます!!」
意地悪なことを言われカァッとなるアラミス。
ローシュフォールはそこらへんの布でアラミスの手首を縛った。
今のアラミスには何も対抗できない状態・・・
「あ!」
「わかったわかった・・・もう何もしゃべるな・・・」
「あッ・・・!」
いきなり攻めかかるローシュフォール。
「ちょ、・・・急に・・・やめ・・・!あッ・・・!」
やめろと言っても聞かないところがローシュフォールの性格。
「さっきヤったわりにはまだ溢れかえってるが?淫乱」
「あ、あんた・・・なんか・・・に、言われ・・・たく・・・ない」
「それ以上、言うな。」
「んッ・・・!!ふッぁ!」
ローシュフォールはアラミスの中を舌で攻め始める。
ビクッと身体がはねる。
それをローシュフォールは見逃さない。
ニッと笑いながらさらに攻める。
「あッ!やぁッ・・・・・・ああ・・・・んッあ!・・・・・ふぁ!」
叫びに近い声が部屋中に響く。
「もうイキたいのか・・・?ずいぶん早いもんだ。ヒクヒクしてるな」
「くッ・・・!」
アラミスの中をローシュフォールの指が出し入れする。
そしてアラミスの汁を舐める。
「イキたいなら言え。“イかせてください”ってな・・・」
「だ・・・・誰が・・・!んんッ・・・」
「強情な奴だ。アラミス・・・仕方ないな。そのまま指でイくか?」
いつもよりさらにアラミスをいじめる。
本人はとても楽しい様子。
そして指で再度攻め始める。
「やぁッ!はぁ!ロ、ローシュ・・・フォー・・・・・あッ!・・ル!やだッ!」
「ん?なんだ・・・?」
しゃべるが、手の動きは止めない。
「はぁ・・・あ・・・ッ!ほ・・・・ほ、し・・・・・んッ!あッ・・・!」
「何がほしいんだ・・?」
「い、言わ・・・・・な、くて・・も・・・あッ!・・・わか・・・る・・・・くせ・・・に!・・・ふぁ!」
途切れ途切れに言うアラミス。
限界だ・・・
「だったら言うんだな。ちゃんと・・・!」
「あッ・・・やぁんッ!はぁ・・・・・ほ、ほし・・・い。ロー、シュ・・・フォールのが・・・」
「まぁ・・・いいだろう。合格だ・・・」
なんとか言えたアラミスの額にキスを落とすローシュフォール。
ゆっくりとローシュフォールのモノがアラミスの中に入る。
「あッ!!・・・ああ!!んぁッ・・・やぁ・・・・・!はぁッ・・・!」
「くッ・・・今日のお前は・・・よく締め付けるな・・・抵抗できないから・・・か?」
そう、アラミスの手首は自由がない。
縛られているから・・・
「アラミス・・・そろそろイくか・・・?」
「はぁッ・・・!!んッ!だ、ダメ・・・あッ!!」
ローシュフォールの動きが早くなっていく。
「ああッ・・・やぁ!ああッ・・・ローシュ・・・フォー・・・ル・・・あッ!ああ!」
「くッ・・・アラミス・・・・――」
達して、アラミスの手首を自由にする。
「まったく・・・どこでこーゆープレイを覚えてくるんだか・・・!」
ふてくしながらプイッとそっぽを向くアラミス。
「よく言うな・・・あんなによがってたくせに・・・素直になればかわいいのに」
服に着替えながらフッと笑うローシュフォール。
「う、うるさい!!どーせ、僕の性格はこんなんですよ!!」
ガバッと起き上がり、ローシュフォールに近づく。
その時に唇に何かが触れた。
「!!!」
「ごちそーさま☆明日の仕事はちゃんと出ろよ。」
そう言いながらローシュフォールはアラミスの家から出て行った。
「ば、馬鹿野郎!!」
顔を真っ赤にしながらそう言い放つアラミス。
「・・・・・・・調子のいい奴・・・」
なんてボソッと言う。
「・・・あんな奴に惚れたなんてな・・・笑っちゃうな・・・」
アラミスは起き上がって服に着替えた。
「私ももの好きだな・・・」
p
そばにいて☆
「結構、今日は飲むな・・・」
「さぁ~飲みたいから飲んでる。あんたも結構飲んでるではないか」
今いるのはとある居酒屋・・・
その居酒屋いるのは客・・・
その客の中にいるのはローシュフォールとアラミス・・・
めずらしい組み合わせだ。
ローシュフォールが独りで飲んでいるとちょうどアラミスが来た。
席が空いてないので相席になった。
独りで飲んでいるのは珍しかった。
いつもだったらジュサックか護衛隊が何人かいるのに・・・
そういうとアラミスもそうだ。
アトスかポルトス、ダルタニャンと一緒に飲むはずなのに・・・
2人とも今日は独りという・・・
それもまた珍しい。
「も~う一軒w」
「な~にがもう一軒だ!!?だいたい飲みすぎだ!アラミス」
しばらくしてから2人は居酒屋を後にした。
ローシュフォールも酔っているのだが意識は、はっきりしている。
しかし、問題はアラミスだ。
かなり酔っている状態で誰かにつかまっていないと立っても歩いてもいられない感じだ。
「ねえねえ、ローシュフォール。もう一軒だけ行こ♪♪」
「馬鹿か?!お前は・・・誰がお前みたいな奴と行かなきゃいけないんだ・・・」
「ヒドイなぁ~。」
「とりあえず、お前の家に行くぞ」
「や~~だ。なんか今日は帰りたくない。独りはやだ」
アラミスはそう言ってローシュフォールにさらにガバッと抱きつく。
「抱きつくな!!ボケ!!」
ローシュフォールは引き離そうとする。
「ケチ!」
「ケチ言うな!!運んでもらってるだけでもありがたいと思え」
とりあえずローシュフォールはアラミスの家につれていくことにした。
「ほら。ついたぞ、しっかりしろ!」
しばらくしてアラミスの家に到着して中に入る。
ローシュフォールはアラミスをベットに運ぶ。
「じゃ、ちゃんと送ったから帰るぞ。」
「・・・・・・・・・帰るの?・・・今日は独りは嫌だって言ったじゃん」
ローシュフォールの服のそでをひっぱるアラミス。
そして急にアラミスの顔が切なくなった。
アラミスはそっとローシュフォールに抱きつく。
「どうしても今日は独りは嫌だ!」
「どうしてだ・・・??」
ローシュフォールはやっと問いかけた。
どうして独りが嫌なのか・・・――
「・・・わかんない。なんか不安になる・・・朝起きたら誰もいないのが・・・
大切な人がいないのが・・・今日はとてもそんな感じがする」
アラミスの瞳から涙が落ちた。
どんどん溢れてくる。
「だから・・・・・!!」
すると突然アラミスの唇にあたたいものがきた。
「・・・・!!!んッ・・・!」
唇を離す。
そしてローシュフォールはアラミスを抱きしめた。
「すまん。もうしゃべらなくていい。わかったから。お前のそんな顔見たら帰れなくなった。」
「・・・さっきは帰るって言ったくせに・・・」
「じゃあ、帰られてもらう」
「あ!だ、ダメ!!」
「!!!!!」
ドベッ!
ローシュフォールは帰るためにすくっと立ったがアラミスがいきなりローシュフォールの腕を引っ張る。
鈍い音まで聞こえた・・・・
「な~にするんだ~き~さ~ま~・・・!!」
「ご、ごめん!!」
ローシュフォールの頭にでかいたんこぶができていた。
アラミスはごめんポーズをとる。
「はぁ~・・・お前といると疲れるな・・・」
「ローシュフォール!?」
ローシュフォールはアラミスをドサッと押し倒す。
「ごめんで気がすむならなんとかはいらないというだろ・・・」
「は・・・?何それ・・・?酔ってる・・・??」
「ああ、誰かさんのせいでな。それにお前も酔ってるだろ?」
アラミスの上着をあげていく。
「変た・・・・・・・んん!」
ローシュフォールはまたアラミスにキスをする。
「はぁッ!・・・ッ!」
「今日はやけに濡れるのが早いな。」
ローシュフォールはアラミスのズボンを下ろし、中に指を入れていく。
「・・・・飲んでるから・・・」
「そんなの理由にならん。」
「あッ・・・!やッ・・・んんッ!」
「あいかわらず白い肌だな・・・キレイだ・・」
ローシュフォールはアラミスの身体のいろいろなところに唇を落としていく。
「ああ・・・手入れだけは女性としてかかせないもので・・・w」
「なるほど・・・だがお前には汚れてもらう」
「ひあッ!・・・あッ!!やッ・・・!ま・・・はぁ!!・・・んあ!!」
ローシュフォールの舌がアラミスの中を攻める。
「ああッ・・・!んッあ・・・ロ・・・ロシュ・・・あッ!フォー・・・あ!ル・・・はッ!」
「ヒクヒクしてるな・・・イくにはまだ早いぞ?」
「・・・はぁッ・・・!」
「もうほしいのか・・・?」
「き、聞かないでよ・・・!そ・・・んな事」
顔を真っ赤にしてアラミスが言う。
「わかったわかった・・・!だが、そう簡単にイかせるわけにはいかないな。」
そう言ってローシュフォールはアラミスをグイッと起こした。
「今回は俺もご奉仕させてほしいな。いつもお前も寝転がってイくだけではあれだろ?」
「変態か?」
「別に・・・したくないないならしなくていい。だが、お前をイかざずに今終わらす」
「え!!?」
もうほかほかにできあがっているアラミスの身体。
イかずにこのまま終わったら身体が変になる。
しかし、ご奉仕と言われてもアラミスにとっては初めての事だ。
「するのか?しないのか??」
「・・・だって・・・初めてでどうすればいいか・・・(///)」
「・・・・別にくわえてしゃぶるだけでいいんだ。」
「何で今日のローシュフォール、そんなエロイ言葉ばかりべらべら話すのさ!?」
「酔ってるかだろ・・・?知らんが・・・」
開き直るローシュフォール。
アラミスはしばらく考えた後、ローシュフォールのモノをくわえた。
「んん・・・・・・・・・・・(おっきい)」
「・・・・ッ!」
アラミスは言われた通りにしゃぶる。
「・・・(こんなおっきいものがいつも中に入ってたわけ・・・?なんか信じられない)」
しゃぶりながらアラミスはそんな事を考えていた。
「・・・アラミス・・・結構うまいな・・・!本当に・・・初めて・・・・か??」
その言葉にアラミスはコクンッと頷いた。
「・・・・・もういい・・・!それ以上・・・やると・・・くッ!」
「んんッ!!」
ゴクン!
ケホッ・・・!
「はぁはぁ・・・はぁ・・・!」
「・・・だからそれ以上はとめろと言ったんだ。」
「うるさい!最後までやってあげたんだからありがたいと思ってよね!
・・・・・・・・・・でも結構よかったでしょ?飲んじゃったし・・・」
「ああ、もういいくらいよかった。」
ローシュフォールはアラミスの額にキスを落とす。
「じゃあ・・・ご褒美だ。」
ローシュフォールは再びアラミスを押し倒した。
そして少しだけ攻める。
「んあ・・・!!ああッ!やあッ・・・!!だ・・・あッ・・・んんッ・・・!」
「いいか・・・??」
「ローシュフォール・・・!!あッ!!!」
グチュッ!!
ズンッ!
急にアラミスの中にローシュフォールのモノが入ってきた。
「あ!!やぁ!!ッ・・・!ああ!!あん・・・・!はぁ!いい!もっと・・・!あッ!もっと!」
「お前も淫乱だな・・・!そんなにいいのか・・・??くッ・・・!!」
「ああッ!!そこ・・・はぁ!!ん・・・あ!いいぃ・・・・!んんあ!・・・はぁ!もっと・・・・・ほしい!あッ・・・!!」
「アラミス・・・はッ・・・!」
「・・・!あッ・・・ッ!!も、もう・・・!イ・・・・・く・・・やぁ!!」
アラミスはローシュフォールに思いっきり抱きつく。
「わかった・・・はッ!くッ・・・!」
「やぁぁぁ!!あああッ!!ああ・・・んあ!!はッ!!ああああ!!!」
叫びにも近い声が出た。
「はぁ・・・・・・・・・・・はぁ・・・はぁ!」
チュンチュン・・・――
「ん・・・・・・・あ・・・」
朝の日差しがアラミスとローシュフォールにあたる。
「!!!!あッ!!!・・・イタタ~~・・・」
ローシュフォールはガバッと起き上がり、頭を抱える。
二日酔いだ。
もちろんアラミスも二日酔い・・・
「・・・・・ねぇ・・ローシュフォール・・・・」
「なんだ・・・?!ツーー・・・!」
ローシュフォールは頭を抱えながら着替え始める。
アラミスは着替える気はなさそうだ。
「サボろww」
アラミスはベットの上でふとんにくるまりながら笑顔で言う。
「何を言ってるんだ??!」
「だってどうせ二日酔いで仕事に行っても迷惑をかけるだけだしwwね!たまにはいいじゃないか☆」
アラミスは笑顔でたんたんとしゃべっていく。
「・・・・・そうだな・・・」
簡単に納得するローシュフォール。
そしてベットに戻る。
また2人でイチャイチャし始める・・・
「そーいえば・・・アラミス。」
「何?」
イチャイチャをストップさせローシュフォールはアラミスに問いかける。
「もう独りが嫌だとか不安はないのか?」
「ああ、うん。なくなったwだって僕の大切な人が一晩いてくれたから
何もかもが吹き飛んじゃった。ありがとww」
アラミスはローシュフォールにそっと抱きついた。
「そうか・・・ならよかったな」
またお互いキスをする。
そして朝から一発をかわす2人なのでした。
―――FIN―――
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