25日目 カシスソーダ(サニーちゃんとヒィッツ)
小さな小瓶の中は、まるで黒のような濃い赤が揺らめいている。
その色は大人の夜の世界の色。
見ているだけでドキドキしてしまう。
ほんの少しの「世界」を注ぎ、グラスの残りをサイダーで埋めて、
細いスティックがかき混ぜる様はまるで魔法のよう。
「さて、お嬢様のお口に合いますかどうか?」
ヒィッツ様はそう笑い、今はきらめく赤に変わったグラスを手渡してくれた。
「ああ、あとこの事は”樊瑞おじ様”には秘密にね。」
唇に人差し指を当て、『内緒』のポーズ。
思わず笑ってしまった私に、ヒィッツ様はご自分のグラスを傾け、
「お誕生日おめでとう。」
また一つレディに近づいたお嬢ちゃんに乾杯。
グラスがカチンと音を立て、氷がカロンと転がった。
小さな小瓶の中は、まるで黒のような濃い赤が揺らめいている。
その色は大人の夜の世界の色。
見ているだけでドキドキしてしまう。
ほんの少しの「世界」を注ぎ、グラスの残りをサイダーで埋めて、
細いスティックがかき混ぜる様はまるで魔法のよう。
「さて、お嬢様のお口に合いますかどうか?」
ヒィッツ様はそう笑い、今はきらめく赤に変わったグラスを手渡してくれた。
「ああ、あとこの事は”樊瑞おじ様”には秘密にね。」
唇に人差し指を当て、『内緒』のポーズ。
思わず笑ってしまった私に、ヒィッツ様はご自分のグラスを傾け、
「お誕生日おめでとう。」
また一つレディに近づいたお嬢ちゃんに乾杯。
グラスがカチンと音を立て、氷がカロンと転がった。
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