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 半助が窓を見やると、そのガラス越しに夜の帳が落ち始めているのが分かった。灯りを点さないこの部屋に差し込む日の光はすでになく、家々の明かりや街灯の人工的な明るさが微かに差し込むばかりだ。
ベッドに腰掛けたままの半助はとにかく手持ち無沙汰な状態だったので、目にかかった長めの前髪を一房、ついと摘んで指を滑らせてみる。それで自分の心持がどうなるわけもない。何度か同じような作業を繰り返すも飽きてしまい、もう一度窓の外に視線をめぐらせたところで、下方からくぐもった声と濡れた音が聞こえてきた。
半助の膝を割り、その間に体を滑り込ませて鎮座するきり丸。その上、自分の雄を銜えこみ苦しげな姿を見たところで、やはり自分の興味を駆り立てるのはこれしかないという思いが胸を渦巻いてゆく。
賢明に奉仕する子供の頭に掌を乗せると、ぴくりと体が震えた。そして緩慢な動きで顔を上に向けたそこには、情欲に塗りたくられて熱の篭った眼差しがあった。僅かに差し込んだ光がその瞳を射ると、細かく光が拡散するのは生理的に浮かんだ涙なのか、はたまた半助の雄を銜えたままの体制が辛いのか、判別はつかなかったけれどそんなことはどうでもいい。だらしなく全裸で口淫を続けるきり丸を、半助は満足そうに見下ろし続ける。

「あまりがっつくなよ、きり丸」
「…っ、んなこと、してませ…っ…」

半助が羞恥をあおれば、意識だけは辛うじて理性を保っているのか、吐息を混じらせながらも憎まれ口を叩いてくる。しかし、これまでの生活の中で、半助はきり丸に快楽を長い時間をかけて叩き込み、痛みも愉悦に変えさせるように仕込んできたのだ。思わせぶりな手で、抱擁で、口付けで、些細な行動が全てきり丸の全身を敏感にさせ、眠っていたはずの快楽を呼び起こさせる。
殊勝な態度も半助の想定内で、寧ろここから理性の壁を完全に取り去ってしまうことのほうが半助にとっては
「嘘はよくないな」

冷めた声で放つと同時に、左右に開かれたままの足を唐突にきり丸の中心へ近づける。蕩けた頭でも何をさせるのか理解したきり丸は咄嗟に腰を引くものの、下ろされる足からは逃れられず、そのまま足の裏で勃起したきり丸のものを踏みつけられてしまう。

「ああ!…っだ、だめ…!」

水分の増した目でかぶりを振るきり丸を、口元を弓なりにしならせ微笑んだままの半助は行動をエスカレートさせる。踵でぐりぐりと力を込めていじり倒せば、悲鳴に似たきり丸の嬌声が上がった。先走りの液体が勢いを増し、半助の足とフローリングに淫靡な水溜りを作ってゆく。

「ほら、悪い子にはおしおきが待っていると以前教えただろう?」
「んん、あっ…!い、いや…」
「こういうときはどうするんだっけな、きり丸」

痛みを伴う快楽に意識は混濁し、銜えていた半助の雄の存在すらも忘れたように悲鳴を上げるきり丸に対し、思惑を完遂させたい半助は一度その足を離す。荒く呼吸を繰り返す胸が上下するたびに、いきり立った胸の先が視界にちらついた。

「あっ…ごめ、なさ……」
「…聞こえない」

不機嫌な苛立ちを含めた声を出せば、叱られた子供のように身をすくませる。加えて足の指で性器の形を辿るように撫で付けてやると、きり丸の背が大きくしなった。

「もっと大きな声で言いなさい」
「っは、…ご、めんな、さい…っ…ごめん、なさい…!」

ごめんなさい、ごめんなさいと、何度も何度も繰り返すきり丸に口元を歪めて満足した半助は、先ほど放った言葉とは間逆に優しい仕草できり丸の頭に掌を重ねる。

「あっ…」
「きり丸、最後まで出来るね?」

仰け反った体を起こし、頭を己の股間へ導くと、釣られるようにきり丸は直立した熱を躊躇いもなく口に含んだ。もたらされる快楽により、正常な思考はいよいよ霞と化してしまったらしい。積極的に舌をこすり付けるきり丸の変わりように、半助の征服欲がまた一つ満たされたのだった。





一万ヒットありがとうございました!
07.04.14/丹後

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