甘い一日1
「ねぇねぇ、ジョニー」
「何だ、メイ」
「あのね、これ一生懸命作ったの。食べてv」
そう言って、メイは綺麗に包装された物をジョニーに差し出す。
「ありがとよ。」
男は躊躇いながらもそれを受け取った。
受け取ってもメイは立ち去らずに、にこにこと見ている。
ジョニーの背中に一筋の汗が流れた。
「そんなに見ていなくても、ちゃんと後で食べるぜ?」
「だって、いつも後で、って言って。
ホントに食べてるのか気になるんだもん。」
「・・・。」
困った。
ジョニーは心底悩んだ。
彼女が一生懸命作ったということはわかる。
だが、それはいつも殺人的な出来で、トイレに駆け込んでいるので
体が拒否反応を示すようになってしまったのだ。
口にした瞬間から地獄の始まりだろう。
必死に言い訳を探す。
「生憎、今は腹は減ってないんだ。
これは腹が減った時に食べるからな。
必ず食べるからな?
だから、もう持ち場に戻ってくれ。」
最後のは希望だ。
だが、これでウチのお姫さんは納得してくれないだろう。
「えーーーーーーー。」
予想通り、不満の声だ。
だが、今はこれを口にしてトイレに駆け込みたくはない。
頼むから諦めて欲しい。
暫くメイは不満そうな顔をしていたが、口を開いた。
「絶対食べてくれるんだよね?」
「ああ。」
「絶対だからね。」
「ああ。」
「嘘ついたら食事抜きだからね!」
「ああ。」
納得したのか去っていった。
俺、ああ。しか言ってなかったな。
自室で受け取ったものを開けると食材で作ったはずなのに、
この世のものとは思えない言い表せない臭いが部屋に充満する。
「うっ」
臭いでダメージを受けたが、一応の約束を違えるわけにはいかない。
覚悟を決めてとりあえず一口。
「ぐぁ!」
口の中で広がる臭いと味にジョニーは悶絶した。
(耐えられそうもない・・・)
そのままジョニーは気を失ってしまった。
彼が目を覚ましたのは、再びメイがお菓子を持ってきたときだった。
END
「ねぇねぇ、ジョニー」
「何だ、メイ」
「あのね、これ一生懸命作ったの。食べてv」
そう言って、メイは綺麗に包装された物をジョニーに差し出す。
「ありがとよ。」
男は躊躇いながらもそれを受け取った。
受け取ってもメイは立ち去らずに、にこにこと見ている。
ジョニーの背中に一筋の汗が流れた。
「そんなに見ていなくても、ちゃんと後で食べるぜ?」
「だって、いつも後で、って言って。
ホントに食べてるのか気になるんだもん。」
「・・・。」
困った。
ジョニーは心底悩んだ。
彼女が一生懸命作ったということはわかる。
だが、それはいつも殺人的な出来で、トイレに駆け込んでいるので
体が拒否反応を示すようになってしまったのだ。
口にした瞬間から地獄の始まりだろう。
必死に言い訳を探す。
「生憎、今は腹は減ってないんだ。
これは腹が減った時に食べるからな。
必ず食べるからな?
だから、もう持ち場に戻ってくれ。」
最後のは希望だ。
だが、これでウチのお姫さんは納得してくれないだろう。
「えーーーーーーー。」
予想通り、不満の声だ。
だが、今はこれを口にしてトイレに駆け込みたくはない。
頼むから諦めて欲しい。
暫くメイは不満そうな顔をしていたが、口を開いた。
「絶対食べてくれるんだよね?」
「ああ。」
「絶対だからね。」
「ああ。」
「嘘ついたら食事抜きだからね!」
「ああ。」
納得したのか去っていった。
俺、ああ。しか言ってなかったな。
自室で受け取ったものを開けると食材で作ったはずなのに、
この世のものとは思えない言い表せない臭いが部屋に充満する。
「うっ」
臭いでダメージを受けたが、一応の約束を違えるわけにはいかない。
覚悟を決めてとりあえず一口。
「ぐぁ!」
口の中で広がる臭いと味にジョニーは悶絶した。
(耐えられそうもない・・・)
そのままジョニーは気を失ってしまった。
彼が目を覚ましたのは、再びメイがお菓子を持ってきたときだった。
END
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