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jmm
あの時からジョニーは僕の騎士様なんだよ。

『夕ご飯までには帰ります。メイ』
こっそりと台所の机にメモを置いて船を出る。
今日は買い物当番でもお手伝い当番でもないから一寸位いいか。
最近ジョニーは船を空けがちだ。
僕は一寸悲しい。
ジョニーの顔が見れなくて声が聞けないのが悲しい。
だから今日はジョニーを探しに行くんだ。
「あなた、ジャパニーズね…?」
突然目の前に赤い帽子のおねえさんが現れる。
…ジョニーの好みってこんな人なのかなぁ…?
色っぽいってこう言う事なのかな?
でもそれより気になった事がある。
「じゃぱ…?」
僕がきょとんとしていると女の人は苛立った様に嫌な感じになった。
よくわかんないけど、なんか闘うみたいだ。
「ふん…!!あんた自覚無いの?」
突然の衝撃に碇を前に持ってくる暇さえなかった。
「きゃっ!!」
思わず出た悲鳴に女の人が舌なめずりしている。
「ふふふ…まぁいいわ……。思わぬ収穫物ですもの…あの方もよろこぶわぁ…」
ウットリした目だ。
…えー…!!ちょ…まってよ…!!じゃ何とかって何!?
僕このままつれてかれちゃうの!?
攻撃は止まらない。
僕もイルカさんの力を借りたり色々攻撃したり抵抗してる。
してるんだけど…。
僕は此処で負けらん無いのに!!
「んっんー…そこでグレートに俺様が登場って訳だ」
聞きなれた声に僕は振り返った。
「駄目だぜぇメイー。…全くとんだじゃじゃ馬姫さんだなこりゃ」
サングラスと帽子を直してひょいと僕に近づくとジョニーは僕を軽く小突いた。
「お説教は後でだ。…とりあえず共同戦線、いっとくかい?」
偶然でもいいよ、ご都合主義でもいいよ。
僕はこうやってジョニーのそばに居られればいいんだもん!!
怒られたって、意味もなくじゃなくって愛があるからなんだから!!
僕は笑顔で頷いた。





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