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捕えられたアラミスはミレディー達に鞭打たれた後、ピサロによって軟禁される。
彼は彼女が女の身で銃士であることを知っていた。
そして、勿論、その扱いも心得ていたのである。

――――――――――――――――――――


始終無言まま、荒い息遣いと卑猥な音だけが部屋に響く。
何度目の行為か数えるのも忘れた頃、ピサロは体を離して寝台から降りた。アラミスも何度か絶頂へ導かれ、息が乱れている。

椅子に腰を掛け、体だけは快楽の泉に沈み込んだアラミスに視線を絡ませる。寝台のシーツは激しく乱れ、汗と体液とで所々が濡れた染みになっていた。
「まだ刺激が足りないようだな。」
体は反応しても、あくまでも無言で無表情な人形のように抱かれているアラミスに、多少の苛立ちを感じていた。
加虐的な表情を浮かべると、机上の小瓶を手に取り寝台へ歩み寄る。
小瓶の中の液体を手の平に受け、その手をアラミスの秘部へ向けた。逃げることはできないと分かっていてもアラミスの体は自然と後ずさる。
焼け付くような刺激が走り、瞬間身が強張った。
ピサロの手は小瓶の中の液体を、アラミスの体内の奥深くまで丹念に塗り込めた。

―――――!
声にならない声を上げ、必死に逃れようとするが体は思うように動かない。それどころか下半身はピサロの手を招き入れるかのように、無意識に腰を揺り動かしていた。
「どうだ、効くだろう?」
悪くない反応に喜色を漂わせた声が響く。
「な、何をした・・・・。」
気持ちは屈っするまいとしつつも体の疼きはどんどん大きくなり、声が上ずる。
小瓶の中身を全て塗り終えるとピサロはまた、寝台から降りて彼女をじっと観察した。
「こいつは刺激の強い香辛料を何種類も調合した、いわゆる媚薬と言うやつだ。皮膚の粘膜を刺激して、今にいても立ってもいられなくなるだろう。」
確かに、今まで無表情に徹していたアラミスの顔は赤く上気し、睨み付けていた眼差しも弱々しく切なげに瞼を震わせていた。
それまでの責めで十分に解され、敏感になっていた体中の性感帯が悲鳴を上げている。
体を左右によじらせ必死に堪えるものの、遂に縛られたままの腕を一番疼く秘所へ伸ばした。体液が太腿を伝わって流れている。
ピサロは満足そうな顔を近づけ囁いた。
「どうだ?俺にして欲しいことがあるんじゃないか?」

アラミスは寝台から転げ落ちていた。髪を振り乱し、目は虚ろに、息遣いは荒く、太腿は溢れ出る体液でまみれ、床に這っていた。
指を激しく自分の恥部に出し入れする。
「機密文書のありかを答えたら、望むことを叶えてあげるぞ。」
ピサロは、上気してそそり立った乳首を力を込めて摘み上げる。
痛い、はずのその行為は、今の彼女には快楽をより一層深める行為でしかなかった。
悦びの混ざった悲鳴を上げて身を振るわせるアラミスは、その体をぶつけるようにピサロの下に投げ出した。そそり立ったままの男根を見上げ、縛られた両手で握り締める。
そして顔を寄せた。
最初は激しく、そして徐々に丁寧に、細部にまで舌を這わせる。舌先で弄んだかと思うと喉の奥まで深く突き入れる。
その絶妙な行為に対しピサロは、不本意ながらも堪えることに必死になっていた。
アラミスは両手を自分の秘所へ持っていくと、更に溢れ流れている自分の体液を掌にすくい上げる。そしてその液体をピサロの男根に擦り付けた。
ぬるりとした感触は、彼の快楽を一層深いものとする。両手で包み込むように擦り込みながら激しく上下させる。口で亀頭を吸いながら徐々に激しくしていくと・・・・。
彼は耐え切れずに彼女を突き飛ばした。

近付いて抱え上げる。寝台へ彼女を投げ出し、その深みへ一気に突き入れた。
何往復もしない内に、快楽の咆哮を上げて果てる。そしてそのまま行為は続けられる。アラミスも満足そうな笑みを浮かべて更に腰を激しく動かす。
何度かの咆哮が上がった後、ピサロはぐったりと寝台に体を投げ出した。
「こんなはずでは無かったのだが・・・・」
独り言のように呟く彼は、体中汗にまみれて大きく肩で息をしている。
どんなに鍛えられた男でも、こう何度も連続しての行為は大きく体力を消耗せざるを得なかった。

しかし、アラミスは逃さない。ゆっくりと体を起したかと思うと、不敵な笑みを浮かべて彼の体に被さっていった。
うっとりとした目つきで見詰めながら、縛られた両手で彼の顔をまさぐり、自分の顔を近づけるとその口を犯し始めた。
最初は浅く、歯茎に沿って舌を這わせるだけ。そして徐々に深く、口蓋へと舌を進める。口内の隅々まで舌を送りながら、足は彼の股間の辺りを刺激していた。
「もう駄目だ。これ以上お前の相手は・・・」
ピサロが根を上げて逃れようとしても、アラミスの攻撃は緩まない。
唾液にまみれた顔を上げたかと思うと、多少回復した彼の一物を握り締め、その上に腰を沈めた。大きく髪を振り乱しながら快楽の声を上げる。
困惑しているような表情のピサロは、もう抗う術も無く、ただただ込み上げて来る快楽を享受していた。上下、前後、左右、そしてゆっくりと回転するように・・・・アラミスの体は何かに憑かれたかのように、妖しい動きを繰り返す。
体を倒しては豊かな乳房で彼の体を刺激し、赤く濡れる舌で彼の体を責め続けた。

彼女の責めが、彼をもう何度か絶頂へ促した後、遂に彼は動くことを放棄した。
もう何をしても彼の体は反応しない。
「おい、もう終わりか?」
アラミスが声を掛けても瞼一つ動かさなかった。
彼が既に抜け殻でしかないことを確認したアラミスは、今までの表情を一変させて寝台から素早く降りた。
そしてピサロが脱ぎ捨てた衣服から剣を抜き取って自分の手枷を切る。
窓に掛かっている豪奢なカーテンを引き千切って、体中の汗と体液を拭きながら、彼を見詰めて言った。
「馬鹿な男だ。俺に塗った薬を自分に擦り付けられていることに、ちっとも気付いていないんだから。」
―――― そう。
アラミスが彼の男根にむしゃぶりついたのは、自分に塗られた薬を彼にも塗りつける機会を作る為だった。
彼の方から行為を求めるよう仕向けることで、口を割る事無く体の疼きを止め、奴を動けなくする手段としたのだ。
自分にも薬が効いていることに気付かず、アラミスの求めに応じて何度も行為を繰り返すことで自滅する。
馬鹿な男だ。いや、そもそも男とは馬鹿なものなのか?

「薬を使われた時は危なかったけど、所詮、男ってのはこんなものなんだから・・・・。」
辟易した表情で、ピサロの脱いだ服を着ながら大きく溜息をつく。
流石に疲れてはいたが、自分にはまだやるべきことが残っている。

帯刀して正面を向いた彼女の顔は既に銃士だった。
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