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アーンでわたわたしている魔王ですがこれがほっぺにチューだとどうだろう。


眩惑はサニーちゃんのほっぺやおでこにチューくらいする男だと思う。当然挨拶代わりであるし親愛の念を込めてだ。サニーもそうかーこういう挨拶の仕方もあるんだーってある日突然魔王のほっぺに不意打ちチューするんだよ。「ささささささにーぃいいい???」椅子から転げ落ちるという期待に沿ったリアクションをしてくれた魔王は顔を真っ赤にさせて口をあんぐり。「な、なにを?」「セルバンテスのおじ様が親しい人にする挨拶だよって」いや挨拶ってサニー魔王のおじさんちょっとビックリドキドキだよ。ほっぺに残る柔らかい感触が四十路独身オヤジには刺激が強すぎるよ今夜寝れないよ「さ、サニーいいかこの挨拶は・・・その・・・私には良いが決して他の連中には・・・」ってもうサニーいねぇし(笑)魔王が血相を変えて探しているその頃サニーちゃんは幽鬼のおにーさんにチューだよ「お嬢ちゃんこりゃまたどこでこんなことを知ったんだ?」聞けば眩惑が発端らしく納得する幽鬼「魔王の胃に穴が開くな」と去り行くサニーの背を見ながらため息。チューの洗礼はカワラザキに十常寺に・・・そしてレッドに。レッドは「何してんだお前は」と言いつつ微妙に照れてるんだよ。ヒィッツのおにーさんは「これは光栄だな」と言ってお返しに手の甲にチュー。怒鬼のおにーさんはいきなりのチューにびっくりだけど真顔だ、魔王が見れば「将来自分の嫁にしようと確信した顔だ」と思うかもしれないが(笑)。どんどんサニーのチューが広まっている状態に半泣きの魔王。そしてサニーは残月のおにーさんにチュー。残月ちょっとびっくり。「セルバンテスのおじ様に教わった挨拶です」「ふむ、なるほどでは・・・」ってお返しにサニーにおでこチュー。運悪く居合わせた魔王が真っ白。うわああああ私の可愛いサニーが覆面男の餌食にいいいいいい!!!9割妄想捏造の魔王ビジョンでは愛しい娘を強引に抱き寄せてチューする変態覆面男になってんだと思う。首根っこをガクガクさせられるし先日のアーンの一件から目の敵にされて迷惑な残月「だから子ども相手にどうするというのだこの私が!貴様と一緒にするな!」って子ども相手にどうこうし兼ねない魔王を蹴りだすよ(笑)痛恨の一撃をくらった魔王が気づけばサニーの姿が無い。大慌てで探せばついにお父さんのほっぺにチュー。ちなみにアルベルトはきっと無表情で娘の好きにさせると思う。「あああ私だけのチューのはずが・・・」膝をつく魔王、そしてアルベルトはため息をついて無邪気な娘に一言「いいかサニーこの挨拶は他の連中にしてもよいが・・・樊瑞にだけはしてはいかん」なんだかんだ言って一番娘想いの衝撃の人でした。


うん、ごめん。魔王がどんどんおかしい人になっていってるね。わかってる、わかってるけどこっちの方が面白くって(笑)


それでは18歳サニーとついにゴールイン(結婚)する魔王の話だとどうだろう。パパと眩惑、素晴らしい人が死亡したというのを無視して三人が健在ということで話を妄想。


思えばあまりにもたくさんの出来事があった、そしてそれのほとんどが自分にとって幸せに感じることばかり。その幸せをくれたこの少女と今日この日誓いを立てて生涯の伴侶とする。樊瑞はまるで夢のようなこの現実に心は浮かれ、身の置き所がなく控え室でずっとそわそわしてんの。「おじ様・・・いいえ樊瑞様どうですか?」ようやく現れた真っ白な花嫁姿のサニーに言葉が出るはずもなく、育て上げた父としてそして愛する一人の男としての眼差しで見つめるんだよ「サニー本当に私でよいのか?」「はい」魔王超幸せ。今から掻っ攫って愛の巣にお持ち帰りしたいくらいだ。でも花嫁の背後に控える義父さんが「サニーを泣かせるようなことがあれば・・・わかっているだろうな」とてつもなく目がマジだ。泣かせるつもりは毛頭ないが泣かせなくとも2、3回は殺されそうな気がする。「は・・・はいわかっています・・・」「そうだよ?私もいるからね、サニーちゃんを泣かせちゃ・・・駄目だよ?」眩惑笑ってるけどやっぱり目が怖い。「はは・・・」魔王ちょっと先行き不安。そこへ他の連中もやってくるよ。「サニーや良かったなぁ、樊瑞に大切にされるのだぞ」「はいお爺様」カワラザキの後ろには怒鬼に引き連れられた血風連は全員号泣、女神様が魔王のものになるなんて!いまだ納得できないサニー親衛隊。「お嬢ちゃんおめでとう、魔王と喧嘩したら私の所に逃げ込めばいい」「うふふありがとうございます幽鬼様」さすが幽鬼、きっと何回かお世話になると思うよ(笑)。ヒィッツカラルドは「魔王のものになるのはもったいない、お嬢ちゃん今からでも遅くは無い私を選ばないかね?」とかいって笑いながら抱き寄せるねこの男「くぉら!貴様っ人の花嫁に気安く触るなっ」危ない男から慌ててひっぺがす魔王。さあ、もう少しで式が始まる、そして2人は晴れて夫婦になるんだ・・・そして幸せな家庭を築き、子どもをたくさん作って・・・絵に描いた妄想にうっとりしていたら「サニー!迎えに来たぞっ」ご登場したのは真っ白いタキシード着た白昼の人。覆面?今日は濃い色のメガネだけで思いっきり素顔だよ髪だってばっちりキメてオールバックだよ「残月様!」って抱き寄せられていた魔王の胸から離れて残月に飛び込むサニー「え?サニー??」「遅れてすまなかった、さあ私とともに行こう」「はい」思いっきり見つめあう2人ヤベェ!様になってる(笑)「ちょ・・・え??」目が点の魔王を他所に「いやぁ良かった良かった」「残月なら納得だ」「娘をたのむ」「サニー殿おめでとうございます」祝福ムードの皆さん「え??サニー!待て待て!今から私と」「ごめんなさいおじ様、私残月様と一緒になります」「そういうことだ、安心しろ樊瑞。サニーは私が責任持って幸せにしてやる」といってお姫様抱っこしてサニーを掻っ攫う白昼の人。独り残された魔王の救いといえばこれが夢オチだっていうことだけでした。



あちゃー。

さて、いじられ役がすっかり板についた魔王ですがもうちょっと話を。


「うわああサニー!!」ってガバァと起き上がればベッドの上。良かったあれは夢だったんだ、可愛いサニーがあの覆面男のものになるなんて悪夢以外の何者でもない(勝手に悪夢にだされて残月いい迷惑)、魔王は嫌な汗をかきながらちょっと安堵。サニーは私の・・・いやよそう、そういう想いはサニーのためにならない、あくまでもサニーが自分の意志でもって幸せを掴めばそれで良いではないか。私は父代わりとしてその姿を見届けられれば・・・それが私の幸せなのだ・・・。変態からまともな方向に修正して魔王は朝食をとるべく食卓の場へ「あ、おはようございます!おじ様」「サニー・・・」サニーちゃん白いエプロンつけて朝食の準備、その姿は朝日をあびて眩しいよ「今日は私が作ったんですよ、どうぞ召し上がれ、うふふ」テーブルの上には湯気が昇る野菜スープにベーコンエッグ、手作りクロワッサンにシーザーサラダ「これを全部サニーが作ったのか?」「はい」そうか・・・確実にサニーは成長しているのだな、そしていずれは一緒になった男のためにこうして朝食を作ってやるのか・・・「・・・・・」「おじ様?どうなさいました?」嬉しいけど少し寂しい気持ちになって湯気を見つめちゃう魔王、18歳の花嫁姿の夢を思い浮かべて隣に立つのはきっと自分以外の男だろうと心の隅で確信してみたり「ふふふ・・・サニーもいつか花嫁となり私のもとから離れるのだなと思ってな、寂しいものだ」「そんなおじ様、まだずっと先のことですよ。それに・・・私がお嫁さんになれるかどうかも・・・」「何を言う、きっとなれる。私は・・・なって欲しいと思っている・・・」サニーをまっすぐに見つめて素直な気持ちを告白する後見人。サニーを幸せにできる男なら誰でもいいのだ、初めて腕に抱いた時のあの笑顔を失わせることのない男であるならば・・・「あの・・・スープが冷めてしまいますわ」「うむ、そうだな、それでは頂くとしよう」穏やかな空気が流れる二人きりの朝食。魔王はあと何回この朝食をとることができるのだろうかと考えてみたけどそんな考えもすぐに奥に追いやってごちそうさま「うむ、美味しかった、ふふふまたサニーの朝食をごちそうになりたいものだ」笑って退室する魔王「私は・・・おじさまのためなら朝食をこれからもずっと・・・」でもサニーがやっとつぶやいた言葉は聞こえないのでした。


救いの手を差し伸べてみた話。


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