忍者ブログ
Admin*Write*Comment
うろほろぞ
[594]  [593]  [592]  [591]  [590]  [589]  [588]  [587]  [586]  [585]  [584
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

カルボは高ぶっていた。
昨夜まどろんでいた目に、二度と合間見えられないと思っていた相手を捉えたから。
あの時は、自分は酔っていた、祭りの熱気と酒が見せた幻かと思っていた。
あの女に敗れてから、幾度も繰り返し見る夢。

自分を組み伏せ見下げるバルサ、しかし冷たい目を残し、ふいと去っていってしまう。
何故だ!何故斬らない!殺さない!何故だ!何故、なぜ!
それは負けたことよりも、武人の誇りをズタズタに切り裂いた。
(俺は、斬るにも値しない男なのか。)
現実には見下すバルサの冷たい瞳も、バルサが去る姿を見たわけでも見たわけでもない。
その時、自分はこめかみの後ろを打たれて、意識を無くしていた。
しかし、夢の中ではその情景が現実のように展開する。
カルボは己を無視した女に怒り狂い、悠然と立ち去ろうとするバルサを後ろから襲う
バルサの妙技によってぼろぼろに刃こぼれをしたヨゴ刀を捨て、槍に持ち替えて戦う。
男の力に押されて、よろめくバルサを切り伏せる!
虫の息のバルサに、今度は自分が悠然と覆いかぶさり
女の服を引き裂く。
くくく・・・俺を見くびるからだ・・・。
弱々しく抵抗する女の手首の腱を切り、抵抗力を奪う・・・大量の血の花。
その結末は速やかな失血死だ。
(おまえが死ぬ前に屈辱を与えてやろう!)
槍の穂先で帯を切り裂き、女陰を露わにする、
(俺が受けた屈辱を知るが良い!)
女の血を愛液代わりに己に塗り、バルサを己の肉刀で一気に貫く。
女の顔がゆがみ、その目はカルボを憎悪で睨む。
(いいぞ!その目だ!俺を!俺だけを見ろ!)
陵辱の中、睨みながら犯されているバルサの瞳は、徐々に光を失う。
しかしそれにもかまわず、猛り狂い、突き続ける。
男は、女を犯し足りないのだ。
男根で、刀で、槍で。
(くくくくく、ははははは!!!俺を見くびったからだ!見くびったからだ!)
そして女の左の乳房を串刺す、最後の命の残り火を奪われ、女はビクリと身じろぐ。
(おおお!さあ!冥土の土産だ!)
・・・それを合図に、どろどろとした情念が篭った精がほとばしる。
徐々に冷たくなる女を、飽くことなく犯し続ける・・・。

これまで幾度も見た夢、その夢のかけらがまどろんだ目の中に映し出されたのかと思った。
しかし土俵の上、昨夜の夢の痕に触れて確信した。
女人禁制のはずのそこには、本来ありえないはずの小さな女の足跡がある。
間違いない、バルサだ。
ついに見つけたぞ・・・!!!
「うおおおおおおお!!!!!!」
今度こそ逃さない、俺の屈辱を、返してやろう・・・。たっぷりな。




PR
  • ABOUT
うろほらぞ
Copyright © うろほろぞ All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
Graphics By R-C free web graphics*material by 工房たま素材館*Template by Kaie
忍者ブログ [PR]