桐生「…おい龍司、わざわざ遥まで関西に呼び出してどうする気だ。」
遥「久しぶりだね、龍司のおじさん!」
龍司「おーおー、ようこそ未来のマイホームへ!」
桐生「…は?」
遥「未来の、マイホーム?」
龍司「今朝完成したばっかやで。噴水のある庭に城を思わせる立派な白塗りの外壁。このワシ自ら手ぇ掛けた最高傑作や、ここで二人沿い遂げようや桐生はん…?」(ニヤリ)
桐生「……………帰るぞ、遥。」
遥「あ、折角大阪まで来たんだしUSJ行きたいなぁ…。」
龍司「ま、待ちぃやお二人さん!何が気に入らんのや!!??」
桐生「……悪趣味。(溜め息)」
遥「龍司のおじさん、全然分かってないんだもん。(溜め息)」
龍司「(ショック!!!!)」
遥「おじさんは、こんな飾りたてた豪華な家なんか好きじゃないよ。」
龍司「な、何でや!?折角桐生はんが気に入ると思うて作ったんやで…!!!!」
桐生「………お前がいれば良いんだよ。(ボソッ)」
龍司「え…?」
桐生「だから、立派な家なんていらねぇんだよ。お前と遥がいてくれるなら俺は何処だって住めるんだ。」
龍司「き、桐生はん…。」
桐生「勝手に家作ってた事は咎めねぇ。…作り直せよ。それまで遥と待っててやるから。」
遥「食器乾燥機とドラム式洗濯機と床暖房は標準装備でねv」
龍司「はは、しっかりした嬢ちゃんやで。よっしゃ、もっかい作り直したろか!」
取り合えず昇龍の掛け軸と刀置く上座も標準装備やで。
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