傷
アトスとアラミスが銃士の仕事をしていた時。
「あ・・・」
「ん?どうかしたか?アラミス」
アトスの体から少し見えた傷――
「この傷・・・やっぱり残ったんだ。」
「ああ、けれど別に後悔していない。」
しかしアラミスはつらかった。
それは自分が作ったのには変わりはなかったのだから・・・――
少し前のこと・・・――――
ダルタニャン、アトス、ポルトス、アラミスはトレヴィル隊長に仕事を任されたのだ。
その途中どこかわからない賊はアラミスに銃を向けて撃ってきたのだ。
『アラミス!!危ない!』
その時アトスがかばったのだ。
『ぐあッ・・・・・・・!!』
『『『アトス!!』』』
3人が声を上げた。
そしてポルトスとダルタニャンが賊を追い払った。
『アトス!大丈夫か?』
ダルタニャンが声をかけた。
しかしアトスは危険な状態だった。
3人は急いで次の町を目指し、宿をとった。
医者が言うには急所は外れたが跡が残るかもしれないと言われたのだ。
3人は少し黙り込んでしまった。
アトスの体にある傷はその時のものだった。
「ごめん・・・」
アラミスは謝った。
「なぜお前が謝る?お前のせいじゃない。あの時の賊が悪いんだ。気にするな。」
「だけど・・・!!」
アラミスが話そうとした時アトスがアラミスに抱きついた。
「ア、アトスッ・・・」
「だからお前が気にすることじゃない。それにこれはお前を守った証だ。」
アトスが笑った。
そしてアラミスにキスをする。
深く長いキス・・・――
「んッ・・・・・」
そしてそのままアラミスを押し倒す。
「ア、アトス待って!今仕事中だろ?!それに誰かに見られたら!」
ジタバタしてアトスをどかそうとする。
しかし男の力だけあって無理だった。
「お前のその顔、瞳を見たら、いてもたってもいられない。見られても私はかまわない。」
アトスの目はもう違った。
「私が困る・・・。」
アラミスの言葉もなしにアトスはアラミスのボタンをひとつひとつ外していく。
「あッ・・・・」
アラミスの上半身はもう裸になってしまった。
「アラミス・・・きれいだ」
「・・・・・アトス。傷が見えて少しセクシーかな。」
「そうか・・・」
「あッ!」
アラミスの中にアトスの手が入ってきた。
「もう濡れてる。早いな。。。」
「だ、誰のせいだ・・・んッ!」
アラミスがよがる。
しかしアトスはいろいろなところを攻める。
「あッ・・・もう・・・ダ・・・メ・・・」
「早いなアラミス。」
アトスはアラミスの中に自分のモノを入れた。
「あッやッ・・・ん・・・はぁ」
アラミスの瞳に涙が・・・――
「もうちょ、ちょっとだ・・・くッ」
「あ!も、もうダメッ!イッイク!」
「いっしょに・・・・はッ」
「あ、ああああああ!!」
アラミスとアトスはいっしょにイった。
そしてその10分後ダルタニャンとポルトスが仕事から帰ってきた。
「ただいま。仕事終わった?」
「って・・・ダルタニャンまだみたいだな^^;」
「みたい。行く前より少し減っただけ・・・」
「うるさい!アトスのせいなんだよ!」
ダルタニャンとポルトスの言葉にアラミスが怒鳴った。
「わかったよ。アラミス。あ、アトス、その傷。」
「やっぱ残ったのか・・・」
ダルタニャンとポルトスもしみじみあのことを思い出した。
「だからもう気にするな!」
「でも2人とも仕事どうするの?」
ダルタニャンの問いにアトスが答える。
「あ、徹夜してでもアラミスと片付けるからダルタニャンとポルトスは帰っていいぞ」
「そう?じゃあがんばってね!」
そしてダルタニャンとポルトスは帰っていった。
「なんで帰らすのさ!?手伝ってもらえばいいじゃないか?!」
「なんで?そしたら仕事終わった後なにもできないじゃないか?」
「はぁ~!?フザけるな!!!」
「うッ!傷に響く」
アラミスの怒鳴りにアトスが胸をあてる。
「うそつけ!」
アトスに蹴りを入れる。
長い夜がまた続く・・・
仕事で徹夜という名のものが・・・・
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