感じていたいから
「はぁ~・・・チクショウー!!」
この時ローシュフォールはキレ気味だった。
それも無理はない。
最近このパリでは鉄仮面が現れ、街で暴れる。
でも、すぐに護衛隊たちも倒れてしまう。
そんな自分でもそうなのだが・・・
しかも銃士達にもバカにされ、さんざんだった。
本当についていない・・・
リシュリューにも怒られる・・・
自分でも情けないと思う。
回想シーン・・・――
『待て~~~~!!!』
ローシュフォールと護衛隊が鉄仮面を追いかけている。
『お前らごときに私を捕まえられるかな?』
『何~!?フザけるな!追うんだ~!』
『フハハハハハ~』
『あッ!!』
鉄仮面は夜の闇へと消えていった・・・
そして毎度のことリシュリューに怒鳴られ、あげくの果てには銃士達にも笑われた。
回想終了・・・――
この回想を思い出すとよけいにため息が出てくる。
「明日もこんな生活か・・・鉄仮面め!!明日こそは!!!」
また思い出し、怒りが出てきた。
大声で叫んだ。
次の日の夜・・・――
またしても鉄仮面が現れた。
今日もローシュフォールと護衛隊は追いかける。
激しくイラだっていたローシュフォール。
しかし、おしいところで銃士隊を辞めさせられたダルタニャンが現れ邪魔される。
「ダルタニャン!!毎回邪魔するんだ!?きぃぃ~!!」
悔しくて悔しくて・・・
たまに思ってしまう。
こーゆー仕事は実はむいていないんじゃないか?と・・・
けれどリシュリューを裏切れない自分がそこにいる。
「ローシュフォール様・・・。」
さすがに護衛隊隊長のジュサックも心配していた。
そしてまたしても夜の街をトボトボと歩くローシュフォール。
その時ローシュフォールを叩いた奴がいた。
「イタッ!!誰だ!?・・・・・ってアラミスか・・・。」
それは銃士隊で働いている三銃士の一人アラミスだった。
「帰ろうと思ったら前にお前がいてな☆」
「またバカにしにきたのか?」
「とんでもない。いつもご苦労さんと思ってるよ。」
とニッコリするアラミス。
今日はもう怒る気もしないローシュフォール。
そして歩く。
「ちょ!ちょっと!」
アラミスはローシュフォールを呼び止める。
だが、聞こえないフリをして家に帰るローシュフォール。
「(あいつ大丈夫かな~?)」
なんかほっておけないアラミスはローシュフォールとついていった。
「な、何ついてくるんだ!?」
「だって危なっかしいんだ!あんたが・・・!!」
「な!あのなぁ~!!」
ローシュフォールの言葉もなしにアラミスはついていく。
ローシュフォールの家・・・――
「はい!」
「・・・・・・ハッ!?」
アラミスがテーブルの上においたのはワインだった。
「ポルトスから貰ったんだけどのも☆一人じゃ飲みきれないし」
「なッ。。。」
「働きすぎもよくないし、たまにはパーッとやろう♪」
アラミスに後押しされた。
仕方なく飲むローシュフォール。
「おいしい?」
「悪くはない」
いつもケンカばかりしている奴と飲むのは何か変な感じだ
と思うローシュフォール。
やけになって飲み始めるローシュフォール。
アラミスも飲む。
そして時間が過ぎる。
酔っ払うローシュフォール。
「だ、大丈夫か?ローシュフォール・・・。」
「うるさい!んなもん知るか~!」
「・・・・・・・」
「なんで私だけがこんな・・・くぅ~!!」
次は泣き始めた。
アラミスはローシュフォールに歩み寄った。
「ったく・・・世話のやける奴・・・・」
くすッと笑うアラミス。
すると突然ローシュフォールはアラミスを押し倒した。
「わ!!な、何をする!?離せ!!」
だが離そうとしないローシュフォール。
「やッ・・・・!!」
アラミスの腰のベルトを外し、チャックをあける。
そしてアラミスの中にローシュフォールの指が入ってくる。
「や・・・やめ・・・・んッ!はぁ・!」
「ん?やめてもいいのか?お前の中はもうこんなんだぞ。」
「あッ・・・・」
「それにずいぶんと濡れてるな。溜まってたのか。」
「あ~・・・・誰かさんのせいでずいぶんとご無沙汰だったからな。」
「そうか。悪いことをしたな」
「ローシュフォール・・・本当に酔ってるのか??」
「さぁな。お前にまかす。」
「んッ!」
アラミスにキスをするローシュフォール。
アラミスの口の中にロシュフォールの舌が入ってくる。
「んんんッ!」
長いキス、やっと離してくれた。
すぐにローシュフォールは自分の指をアラミスの中に入れる。
「あッ!・・・・ッ!ああ!」
出したり入れたりする。
イクという寸前でローシュフォールは手の動きをとめる。
「ロ・・・ローシュ・・・・フォール・・・・!限・・・界!!」
「ん?どうした?何がほしいんだ?」
赤くなるアラミス。
「んなこと言えるか・・・・・!!」
「ならば別にいいんだ。でもこのままで大丈夫かな。」
「・・・・・しい」
「ん??」
「ロ、ローシュ・・・フォールのが・・・・ほ、ほし・・・い」
赤くなりながらもアラミスはローシュフォールに言った。
「よく言えたな」
「あッッッ!!!!!」
いきなりローシュフォールのモノがアラミスの中に入ってきた。
「やッ!ああ・・・・はぁ!・・・ッ!やんッ!!」
「アラミス・・・今日は・・・やけに締めつけるな。」
「んんんッ!はぁん・・・!!ああ!!」
アラミスは大声で叫んだように声を出す。
そのせいかローシュフォールはさらに動きを早めた。
「あああ!!ッ・・・!あッ・・・ああッん!」
「いいか?」
「イ・・・イイ!!ああッ・・・・んッ!!あんッ・・・ひゃ!」
「そうか・・・そろそろ私も限界・・・だ。一緒に・・・」
「あ・・・イキそう!も・・・もう・・・ああああ!!!んッ!」
「クッ・・・・ウッ」
同時にイッた2人。
「はぁはぁ!やッ!」
「すまん・・アラミス。1度では足りん。」
「ちょ・・・明日だって仕事だろ?続けたら明日がもたないぞ!」
「かまわん。」
アラミスの耳元でローシュフォールが言った。
「え・・・・!」
『お前を感じていたいんだ・・・・』
アラミスはドキッとし、また濡れたのを感じた。
グチュ
アラミスの中にまたローシュフォールの指が入った。
「ちょ・・・あッ!・・・やめ・・・はあ!」
「あと1回・・・・」
そう言い、ローシュフォールはまたアラミスを攻めてゆく。
「ちょ!!ちょっと待て!!後ろは・・・嫌だ!!」
バックで後ろは初めてなアラミスだがローシュフォールはゆっくりと自分のものを入れる。
「い!!痛いッ!!あッ・・・!!」
「私に任せろ。愛してる・・・・・」
「やッ・・・・!ああ!イタッ・・・!!!」
動きも早くなってきた。
「アラミス・・・今夜は寝かせない・・・!」
「あ!ッ・・・・!!ああん!」
Hは夜遅くまで続いた。
朝2人は一緒に出勤した。
アラミスは誰かの腕を借りないと歩けない状態だった。
夜のせいで腰が痛いらしい・・・
「まったく・・・・情けないなぁ~銃士隊のくせに・・・」
「誰のせいだ・・・・・誰の・・・」
フッと笑うローシュフォール。
「もうここでいい!」
アラミスは無理矢理ローシュフォールから離れ、走って出勤場所に行った。
だが、ちょっと痛そうだった。
でもアラミスは振り返り、ローシュフォールを見た。
「・・・・ありがと。がんばれよ!・・・それと、す・・・・・・・」
アラミスの言葉は風でかき消された。
「は!?なんて言ったんだ!?」
「聞こえなかったらいい!じゃ!」
アラミスは走っていってしまった。
「あいかわらずだ・・・」
ローシュフォールも出勤場所へ向かった。
途中でジュサックが来た。
「ローシュフォール様~!!!」
「なんだ?ジュサック。」
「なんだ。じゃないですよ~遅いですよ!鉄仮面が現れたんですよ!!」
「な~に~!?よ~しジュサック!行くぞ~!!!」
ローシュフォールはジュサックとともに鉄仮面が現れた場所へ走って向かっていったのだった。
そしてアラミスはダルタニャン達に首すじに赤いものを発見されからかわれたのは言うまでもない・・・
―――FIN―――
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